一方その頃…部隊が全滅した家屋の付近に、黒髪の青年が近づいていた……。
「昨日叫び声が聞こえたのは……えっと…この辺だったかなぁ……
一体何があったんだろう……事件かな? なんか街の外には透明な壁が出来てるし……。」
彼は身近に危険が潜んでいるとも知らず、興味本位でその場所を訪れていた。
「やっぱ何も残ってないかぁ……そりゃそうだよなぁ…つまんないなぁ……………。
んっ…? なんか………香水みたいな甘い匂いがする………。
え〜っと……こっちのほう…………………………あっ……あそこからだ。」
青年は匂いを手掛かりに、辺りを見回しながら香りの立ち込めている場所を探し始める。
そして彼は……開きかけていたある家屋の扉を見つけてしまった………。
「んっ…ここからだな…………あれ……鍵が掛かってないぞ…………。」
青年が扉をゆっくりと開くと……中にはベッドが一つ置いてあった。
そしてそこに腰掛けていたのは、この世のものとは思えぬほどに美しい夢魔…サルファだった……。
「おや……? 意外なお客さんだね………ハンターかと思ったけど…来るにはまだ少し早いか、
どうやら見たところ……普通の人間のようだね。」
「なっ………。」
青年はあまりの美しさに思わず息を飲む……。
(な…なんだ……この人は……男…? にしては…綺麗すぎる……。)
「あっ…えっと………勝手に入ってすみません………。」
「んっふふふふ…別にいいんだよ……♪ ねぇ…少しゆっくりしていかない?」
サルファは慌てる青年に、甘く粘りつくような声で囁きかける。
そしてゆったりとベッドから降り……彼のいる扉の方へと歩いていく……。
「え……い、いや大丈夫です…………すみません…もう帰るので………失礼しました。」
青年がその場から立ち去ろうとした次の瞬間……、
突然フワりとしたピンクの霧が発生し…彼の周りを包み込んだ………。
「な、なに……………うぐぅぅっ…………。」
ハイエストクラスの夢魔の甘い香りを至近距離で吸い込んでしまった青年は、
一気に脱力し…フラフラとその場に膝をついてしまう……。
「あら…これでも大分弱めたほうだったんだけどなぁ……♪
ね? 帰るなんて…寂しいこと言わないでさ……♪
ほら…せっかくのお客さんにはおもてなしをしてあげたいし♪
んっふふふ…丁度良いね……情報収集をしてくれる"しもべ"が欲しいところだったんだ……♪」
そういうとサルファは膝をついている青年に近づき、立ったまま彼の上半身を抱きしめる……。
薄い布の隙間から覗く、白く艶めかしい素肌が青年の顔に当たる……。
(あぁぁっ……良い匂いがする………こ…こんなこと……相手は男の人……なのに…………。)
「どうやら君には夢魔への耐性がほとんどないみたいだね……、
このまま僕とエッチなことをしたら……死んじゃうかもしれないね。」
サルファの口から出た"夢魔"という言葉に青年は焦りを感じる……。
(こ……これが噂の夢魔……………ヤバい………な…なんとかして逃げなきゃ…………。)
青年は朦朧とする意識の中で、必死に思考を巡らせ体を動かそうとする……。
しかし夢魔の香りを吸いこんでしまった体は甘く痺れ、身動きをとることが出来ない。
「そうだ……射精に耐えられるように…精気抑制の魔法を掛けてあげる♪」
そういうとサルファは青年の前髪をかき分け…露わになった額に唇を近づけていく……。
「え……なっ……………。」
ちゅっ…♪
しっとりとした柔らかな唇が青年の額に吸いつく……。
甘いくちづけと共に…青年の体が不思議な青白い光に包まれていく……。
「んっふふふ…これでよし♪ さぁ…もう大丈夫だよ♪
ほら…動けるでしょ? 起き上って♪」
「え………あぁ…………は…はい…………。」
青年はサルファの言われるがまま立ち上がり…手を引かれながらベッドの方へと歩いていく。
甘い香りとくちづけの余韻で…上手く思考が回っていないようだった。
「これからとっても楽しいこと…しようね♪」
ベッドの上に到着したサルファは、身に纏っている黒い布を捲し上げ…お腹を露出させる。
男性とは思えないほど色白く…艶めかしい肌に青年は思わず息を飲む。
そしてサルファはベッドの上で仰向けに寝転び、青年を両手で誘う……。
「さぁ…下着を脱いで…♪ 僕の上に…おいで♪」
「ハァ………ハァ…………ハァ………………。」
あまりに魅惑的な甘い光景を前にして…青年の息がどんどん荒くなっていく。
ペニス全体がどくんと脈打つのを感じる……。
彼は何がなんだかわからないうちに……下着を脱ぎ始める……。
そしてベッドに上り…サルファを跨ぐようにして足を広げる。
「そう…そのまま…………腰を降ろして♪」
青年はサルファの言われるがまま………お腹の上に腰を下ろしてしまった………。
「ぅ………ぐぅ……………。」
しっとりとしたキメの細かい夢魔の肌の感触……。
青年の体が触れている部分がヒクヒクと震える……。
「ほぉら…もう少し体を倒して……♪ そうすれば…とっても気持ちの良い世界が待ってるよ♪」
気持ち良さに後押しされるように……彼はサルファに促されるまま体を前に倒してしまった……。
青年のペニスがサルファのサラサラとしたお腹に触れる……。
何か取り返しのつかないことをしているような気がしていた……。
しかし目の前の魅惑的な素肌の誘惑に憑りつかれ……、
青年はサルファのお腹の上でゆったりと腰を動かし始めてしまっていた……。
「いいよ……好きにして♪ 君の邪魔にならないように……僕は勃起を抑えておくね……。
君が発狂してしまわないように…ちゃんと魔力も抑えててあげるからね♪」
「うぅぅっ………ハァ……ハァ……………。」
青年が腰を動かす度に…ペニスの裏筋全体が柔らかなお腹と擦れ合う……。
それは夢魔への耐性を全く持っていない彼にとって…天にも昇る快楽だった……。
「いっ……いぐっ…………………。」
びゅぅぅぅっ…♪ びゅっ…♪ びゅっ…♪
青年は小さな呻き声を上げながら…サルファのお腹の上で射精する……。
なんとも言えない解放感と心地良さに…青年の口から思わずため息が漏れる……。
「んっ…ふふふ………美味しい…君なかなか良い味してるね…♪」
サルファは可愛らしく微笑みながら…お腹にかけられた精を肌から吸収していく……。
「うぅぅっ…………ハァ…ハァ……。」
青年が苦しそうな声を漏らす……。
イった直後だというのに……未だに彼のペニスは勃起したままだった……。
「んっふふふふ……苦しそうだねぇ……♪
ほぉら……僕のお腹の上で…楽になるまでいっぱい出していいよ♪」
すると青年はまた…サルファの上で腰を動かし始める……。
彼は目の前の甘い快楽を求めて…サルファのお腹にペニスを擦りつけ続ける……。
もはや快楽への衝動を止めるものは何もなかった……。
「ひっ……ひぐぅぅぅっ…………。」
びゅぅぅっ♪ びゅっ♪ びゅっ♪
青年はお腹の上で必死になって腰を振りながら…何度も何度も射精する……。
サルファは吐き出した精液を素肌で受け止め…そのまま吸収していく……。
「んっ…良い感じ♪ まぁ…僕相手じゃそう簡単には満たされないよねぇ…♪
ねぇ? ちょっと人手が欲しいんだけどさ……君…僕のこと手伝ってくれない?」
「うぐっ……………て…手伝う……?」
青年は射精の余韻に震えながら…突然の問いに困惑していた……。
サルファはそんな彼の頭を抱え…耳元に唇を近づけていく……。
「もし手伝ってくれたらぁ……もっと気持ちの良いこと…してあげるよ♪」
粘りつくような優しい声が…ゾワゾワと青年の耳の中に響いていく……。
快楽を求める本能が…彼の理性を支配していく……もはや彼には断る理由が何もなかった。
「は………はい………手伝います……………。」
「んっふふふ……良い子……♪ じゃあ最初のご褒美…あ・げ・る………♪」
そういうとサルファは微笑みながら青年の体を抱きかかえ……乳首へと唇を近づけていく……。
ぬちゅっ♪
淡いピンク色をした柔らかな舌が、乳首にねっとりと吸い付く……。
「ひぁっ……………。」
サルファはじっくりなぶるように青年の乳首を下から上へと舐め上げていく………。
それに答えるように、止まっていた彼の腰が動き始める………。
「あぁ゙っ………ハァ………ハァ……………。」
乳首を舐められる度に…お腹に擦りつけられているペニスがビクンと反応する……。
彼がまたイキそうになっているのを察したサルファは、
舌を乳首に押し付けるようにしながら…ねっとりと乳首全体を舐め上げる……。
「あぁ゙ぁ゙っ……ぁ゙っ…………あ゙ぁぁぁぁっ………。
いぐぅっ…………ぅぐぅぅぅぅぅっ………!!」
びゅぅぅぅぅぅっ♪ びゅっ♪ びゅっ♪ びゅっ♪
ガクガクと身体を震わせながら…サルファのお腹の上で激しく射精する……。
ペニスの裏筋全体がぬちゃぬちゃと音を立てながらしなやかな肌に擦れる。
今まで味わったことのない強烈な快感が…青年の全身へとながれていく。
「んぅ〜んっ…よしよし…………ちゃんと…僕の言う事聞くんだよ?」
「はぃ゙ぃぃっ……いっ……いうごどぎぎまずぅぅぅっ!!」
ぴゅっ♪ ぴゅっ♪ ぴゅっ♪
しばらく射精した後……彼はサルファの上で全身をヒクつかせながら動かなくなった……。
初めて味わう壮絶な未知の快楽の中で…青年は完全に失神してしまっていた………。
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【2話】