夢魔空間

プリンスインキュバス【1話】〜夢魔の王子様〜



とある大きな街の一角…そこで行方不明事件が続いていた……。
男性ばかりが狙われていることから委員会はサキュバスの仕業だと判断し、
数名の男性ハンターを派遣した……しかし数日後…彼らからの連絡が途絶えた……。

委員会は現地の状況を把握するべく、
さらに数名の男性ハンターを調査に派遣することにした……。
そして僕はその調査隊の一人として街に向かうことになった…。

「ここ…だな……。」

そこは最初の調査隊との連絡が途絶えた場所の近くだった。
前回の状況を考えてのことか、委員会は強制的に2名で行動するようにと言ってきた…。
それほど強力な相手なのか…僕も何度か経験はあるけど…。
もしハイクラスだったらどうしよう…。

僕は先輩と2人で扉の前に立つ…扉の向こうから妖しい雰囲気を感じる…。
何度か夢魔に遭遇しているハンターにはわかる…嫌な感覚というやつだ…。

「じゃあ…空けるぞ…いいな?」

「は…はい……。」

僕は緊張してぐっと構える……先輩がゆっくり扉を開けていく……。
扉にわずかに隙間が出来た次の瞬間だった…。

「ん…? うぐっ………!?」

中から夢魔特有の強烈な甘い香りが漏れてきた……。
なんだこれ…今までに嗅いだことがないくらい濃度が高い……。
そのあまりの濃さに僕は思わずむせ返ってしまう……。
マズい……あ…あたまがクラクラしてきた……。
強く吸い込まないようにと注意しながら先輩が扉を開く……。

「あら…またお客さんかな…♪」

中から少し高く甘い男性の声が聞こえてきた…。

「男の声…? 一体誰だ…?」

部屋の中央に立っていたのは…一人の青年だった……。
柔らかくウェーブの掛かったゴールドブラウンのミディアムヘアー。
薄い青色をした妖しい瞳……淡いピンク色の唇……。
服というより鎧に近い……夢魔特有の不思議な黒い布を身に纏っている……。
男である自分でさえ思わず息を飲むほどの美しさだった……。
とても綺麗で整った中性的な顔立ち……まるで女のような甘い色気を纏っている……。

「こ……こいつはインキュバスだ……。」

胸元に乳房が無い……その代わり…ふっくらとした胸板があった……。
適度に鍛えられた美しい肉体……男相手に色気を感じたのは初めてだった……。

「ほ…ほんとだ………。」

でも……なぜインキュバスがここに……?
今回の行方不明事件の犯人はサキュバスの仕業のはずじゃ……。

「あぁ…この前来た彼らのお仲間さんかな……ふふっ…♪
 来るのが遅かったねぇ…もう一人残らず吸い尽くしちゃったよ…♪」

「え……。」

僕はその言葉を聞いて固まってしまっていた……。
このインキュバスが……彼らを喰らった……?
まさか……そんなことって………初めて聞く情報に僕は戸惑う……。

「驚いた顔しちゃって……♪ なんだ君達…知らなかったの?
 僕らインキュバスとサキュバスに…差はほとんどないんだよ。
 まぁ普通インキュバスは女性から、精気を頂いてるんだけどさ。
 ほら…体の構造的にさ…女の人から吸える精気って量が少ないんだよ。
 それにやっぱり…男の人の精のほうが濃厚で美味しいからさ♪
 だから……僕は好んで人間の男性を食べてるんだ♪」

本当にコイツが犯人なのか……それにこの妖しい色気……。
多分…ハイクラスだ……どうしよう……。
インキュバスとの戦い方なんて教わってないし…知らない……。

「そ…そんな…先輩……どうすれば…。」

僕は不安な声を出しながら先輩のほうを見る……。
先輩は目の前のインキュバスに見とれてしまっていた……。
そして……フラフラと部屋の中へと歩き始める…。

「おや…彼は僕の淫気に耐性が無いみたいだね…♪
 んふふ…まぁ仕方ないよね…♪
 僕はね…君たちがよく言っている"ハイクラス"のさらに上の存在……。
 "ハイエストクラス"の夢魔なんだから。」

ハイエストクラス……前に一度だけ聞いたことがある……。
そんな…人間界に実在していたなんて……戦闘なんて…無理だ……。
勝てない相手を前にして本能が危険を感じているのがわかる……に…逃げなきゃ……。
しかし部屋の中では青年が手招きをして先輩を迎え入れようとしている……。

「さぁ…いらっしゃい……ハンターさん♪」

「先輩ダメだっ…!!」

僕は叫びながら先輩の肩を掴んで引き止めようとする……。

「あらあら…これから気持ち良くなろうとしてる人を邪魔しちゃダメだよ♪」

突然僕の背中を柔らかく温かい感触が包み込む……。
今さっき目の前にいたはずの青年が、後ろから僕を抱きしめていた……。

「なっ…!? い…いつの間に!!」

男とは思えないほど艶めかしい腕が僕の体をぎゅうっと抱きしめてくる……。
お尻の辺りに…彼の服の下で固くなっているペニスを感じる……。
抱きしめながら服越しに僕に押し付けてきてる……。
彼は僕の耳元に唇をピッタリとつけたまま妖しい声で囁いてくる……。

「君…凄いねぇ…この淫気の中でもまだ正気でいられるなんて……♪
 僕はね…夢魔の王子様って言われている位にいる存在なんだ♪
 このまま君を襲っちゃいたいんだけどさ…ゴメンね……♪
 僕は今…彼の相手をしなくちゃいけないんだ……♪」

僕の全てを包み込んでいくような…そんな恐ろしい囁きだった……。
甘くゾクッとした妖しい声が僕の意識をとろけさせていく……。
頭がクラクラする……振り払おうにも……体に力が入らない……。
インキュバス相手だというのに僕は…勃起してしまっていた……。

「ひぁぅっ……!?」

彼の柔らかい手が服の下で固く反り返った僕のペニスを撫で回してくる……。

「君のことは後に取っておいてあげる……♪
 ほら…気持ち良いでしょう…? 僕の手…んふふ……♪
 他にも…太もも…お尻…お口…それにこの…固くなったペニス…♪
 僕の体中を使って気持ち良くしてあげるから…ちょっと待っててね♪」

ゾワゾワとした甘い感触と感覚が背筋から全身に広がる……。
彼が僕から離れた瞬間…体から一気に力が抜け…僕はその場に座り込んでしまった……。

「さぁて……始めようか…♪」

インキュバスの青年が先輩に近づいていく……。
ダメ…ダメだ………先輩……助けなきゃ……。

「んふふ……ほら…ベッドに仰向けになって服を脱いで♪」

先輩は淫気に完全に当てられてしまっていた……目の前の美しい青年の言いなりだった……。
彼に言われるがまま…服を脱ぎ…ベッドに仰向けになる……。
青年はそそり立った先輩のペニスの上に跨り……自らのお尻に両手を置く……。

「んふふ…もう中は淫液でしっとり濡れてるよ……♪
 さぁ…天国へ………いらっしゃい♪」

青年が先輩のペニスめがけてゆっくりと腰を下ろしていく……。
先輩…ダメだ……くそっ………足にも腕にも力が入らない……。
なんとか立とうともがくも…力が入らず上手く立ち上がることが出来ない……。
そんな間にも夢魔の魅惑的なお尻が先輩のペニスを飲み込もうとしている……。

「あぁ……先輩……。」

目の前で仲間が襲われているというのに…僕には何も出来なかった……。

じゅっ…じゅぷっ…♪ じゅぷじゅぷっ…じゅぷぅぅぅっ♪
仲間を殺した魔性の肉の穴の中に…先輩のペニスがゆっくりと沈みこんでいく……。

「うぐぅっ……ひぁっ……!!」

先輩は歯を食いしばり……シーツを掴みながら体を震わせている……。
じゅぷっ…じゅっ…♪ ぐちゅぅぅっ♪
青年が先輩の上に完全に腰を下ろしてしまった……。
彼のお尻は先輩のペニスを根元まで飲み込んでしまっている……。

「んっ…♪ んぅ〜んっ…♪ なかなかいい座り心地だね♪ さぁ…動くよ…♪」

じゅっ…ぷ…♪ じゅっ…ぷ…♪ じゅっ…ぷ…♪
青年がリズミカルに腰を上下させ始める……。

「あがっ……ひっ…ひがぁっ……あ゙っ…あ゙ぁァッ…!!!」

先輩が悲鳴のような声を上げながら全身を痙攣させ始める……。
よほど強烈な快楽なのだろう……壊れるほど体に力を入れて耐えようとしている……。

「んふふ…良い姿……♪ さぁ…僕に全てを捧げなさい♪」

じゅぷぅっ…♪ じゅっ…じゅっ…♪ じゅっぷ…♪ じゅっぷ…♪
先輩の体が青年の腰の下で時折大きくビクンと跳ねる……。
青年は妖しい表情で先輩を見ろしながら容赦なく腰を動かしている……。

「ぁ゙っ……ぃ゙っ……ぃ゙ぐっ………い゙ぐぅぅぅぅぅっ!!!」

ぶびゅぅぅぅぅぅっ♪♪
魔性の肉穴の中でペニスから大量の精液が吐き出される……。
青年の肉壁は妖しく脈打ち…吐き出された精を一滴残らず吸収していく……。

「あ……あ………そんな………。」

僕は勃起したまま……恐ろしいほど美しい夢魔の王子様に、
先輩が搾り殺されていくのを見ていることしか出来なかった……。



【Home】   【2話】